科学的に集中力を上げる方法(お子様にもぜひどうぞ)

脳機能向上チャンネル

科学的根拠に基づいた集中力、記憶力、メンタル、認知機能などの向上方法を掲載していきます。

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【集中力】スマホの使いすぎのデメリットはこちら!(集中力編4)

スマホ(テレビ、ネット、ゲーム)使用時間を制限する

 

スマホ使用時間を制限して集中力をあげよう

スマホ使用時間を制限して集中力をあげよう!

効果

研究より、スマホ使用のデメリットと、メリットを挙げます。

 

デメリット

スマホが目の前にあるだけでも集中力が下がる。(スマホにコミュニケーションを連想させる作用があるため)

◯ 休憩中にスマホを見ると逆に疲れる。(スマホで頭を使い且つ、タスクの切り替えにより、脳に負荷をかけるから)

◯ネットの利用時間が長いほど鬱症状、不安、恐怖症のうようなネガティブな精神状態になりやすい。

◯メールチェックをする回数が多いほど、大事な作業をしている時の緊張感、ストレスが多く、全体的な幸福感が低かった。

スマホ使用量が多い若者ほど心肺機能が低かった。

◯1日7時間以上スマホ、パソコンの画面を見ている子供は、大脳皮質(実行機能という、決断する時に使う脳の部位)が小さかった。

◯子ども(9〜12歳対象)の研究では、1日に5時間以上スマホを使う子どもは、使用時間が少ない子どもに比べて、

・睡眠時間が足りない ・野菜フルーツを食べない ・お菓子、砂糖入りジュースを摂る量が増える ・週に60分以上運動しない ・肥満になる確率が2倍高い

という傾向があった。

 

メリット

◯適量を守れば幸福度は、上がると、オックスフォード大学の研究結果が出ています。適量を超え始めたあたりから幸福度が下がり始めるようです。

ゲーム:平日に1時間40分

スマホ:平日に1時間57分

テレビ、映画:平日に3時間41分

パソコン:平日に4時間17分

 

方法

上記のメリットである、適量を超えないようにすることが大切です。

いくつか方法を挙げます。どれかが当てはまれば嬉しいです。

スマホをタイムロッキングコンテナに入れる。(時間を設定し、スマホを入れて、時間まで開かなくするやつです。)謎解き問題作家の松丸亮吾さんも使用しているそうです。amazonで販売ありです。

スマホを触りたくなったら、スマホを使いまくってヤバくなった自分を想像する(研究より、その行動を止めたい時には、良い自分を想像するより、良くない自分を想像した方が、その行動が減ることがわかっています。)

スマホを触りたくなったら、〜する。と決めておく。(if thenプランニングと言って、もし〜が起きたら〜する、という手法で科学的にも有効性が認められています。)

※例えばスマホを触りたくなったら、作業は中断して良いが、目をつぶって座って休む、筋トレする、散歩するなどです。

スマホを身内など信頼できる人に預ける。

◯チートデイ(どれだけスマホ見ても良い日)を作る。(目標達成率増加との報告あり。ただしスマホ過使用のデメリットは、受けてしまいます。)

 

お子様用

お子様のスマホ、テレビ、ゲーム、パソコンの使用を制限することは、容易ではないですよね。今の時期コロナ関係で学校をお休みしているお子様も多いと思います。特に思春期の子を持つ親は、大変かと思います。

上の方法でダメそうでしたら、下の方法を試してみてください。どれかが当てはまれば良いかと思います。(特に思春期向けです。)

 

◯デメリットを子どもに伝える。(研究より、その行動を止めたい時には、良い自分を想像するより、良くない自分を想像した方が、その行動が減ることがわかっている事より。)

◯親がロールモデルとなる。コペンハーゲン大学の研究より、子どもに何かさせたい時に、親がそのモデルとなっていることで、子どもの行動が変わる確率が上がることがわかっています。(読書させたいなら、読書する。運動させたいなら、運動する。野菜を食べさせたいなら野菜をたくさん食べる親になること。)

大人のスマホ使用時間が多ければ子どものスマホ使用時間が多くなる確率が上がります。(ちょっと厳しい話ですねー(泣))

◯ピアプレッシャー(同調圧力)を使う。グループを作って、みんながしているというプレッシャーをかけることです。

例えば、親同士でグループを作り、そのグループ全体で子どもに働きかけていくという方法です。

ちょっとしたたかかもしれませんが、特にセルフコントロール能力が高いお子様との繋がりがあるとより、その行動を起こしやすくなることがわかっています。

 

おすすめできないこと

◯使用時間を減らしたら、ご褒美をあげる。

ご褒美をあげると、内発的モチベーション(スマホ使用時間が減ると、集中力が上がるんだーなど、その行為が元々持つメリットの享受感覚)が下がることがわかっています。ご褒美に注意が向いてしまい、ご褒美がなくなると、その良い行いをしなくなってしまいます。これは、読書させたい、運動させたいなどにも同じことが言えます。

 

 

 

私の感想

私も前には、5分作業しては、スマホを見て、5分作業しては、スマホを見て、、、、という感じでした(汗)様々な研究、論文に書かれているデメリットを見てなんとかスマホを制限し始めました。が、、最初は、ソワソワしっぱなしで非常に難しかったです(泣)。しかし、3日(私の場合)くらいでスマホ触りたい欲が峠を超えてきて、その後からは、頭の重さというか脳が熱くなっている感覚がなくなり始め、気分がとても晴れやかになりました。

 

 

注意点

基本的に人間は、欲には、勝てないものらしいです。もし、できなかった場合は、自分が悪い、子供が悪いというのではなく方法が合っていなかったと考える方が妥当です。様々な方法を試してみることがオススメです。