これは、怖い!マルチタスクの悪影響(脳機能編8)
マルチタスクの影響と対処法
マルチタスク:複数のタスクを同時進行で行うこと
テレビを見ながら作業、スマホを見ながら作業というのは、最近ではよくあることかと思います。同時進行できて得だなー、と考えてしまいそうですが、ほぼデメリットしかないことがわかっています(泣)そんなマルチタスクの影響と対処法です。
マルチタスクの影響
◯IQ低下(1)
◯脳の灰白質(※)を縮める(1)※感覚運動、高次認知に関連する部位
◯生産性を40%低下する(1)
※タスクの切り替えによってコスト(神経認知システムへの要求増加)が発生し、結果的にパフォーマンスの低下を招く(2)
対処法
シングルタスクを行う(同時に複数の作業をしない)
スマホをできるだけ遠ざけておく。テレビを見ながら、音楽を聴きながら作業をしない。etc
区切りの良いところで作業を終える
できれば時間ではなく、作業の区切りで終えると良いそうです。
微妙に仕事が残っていたりすると、休憩中や次の作業の時も前の作業が頭に残り、マルチタスクになるそうです。
マインドフルに行う(1)
掃除なら、「私は今掃除をしている」「掃除機が重い」「この部屋が綺麗になってほしいなーと感じた」など、とにかく掃除をしている時の思考、感覚に注意を向け、作業に没頭する。
マインドフルネス瞑想と近く、不安、ストレスの軽減にも役立ちます。
今マルチタスクをしているんだと認識する(3)
※どうしてもマルチタスクをしなければならない時
ペンシルベニア大学の研究(わかりづらいかもしれませんので研究概要も)
6768人対象の研究
シングルタスクの参加者とマルチタスク(ただしマルチタスクと認識している)の参加者の
作業効率を比べたところ、マルチタスクを認識しながら作業をしたグループの方が生産性が高かった。
「自分は、今マルチタスクで作業に取り組んでいるんだー」と認識することで、生産性を高めることができた。(ただし脳には、負担があると考えられます。)
お子様用
テレビの付けっ放しなども幼少期の子供に影響があると言われています。(4)
あまり見ていない時やご飯中は、テレビを消すなどしても良いかと思います。
私の感想
私は一時期、スマホに相当気を取られていた時期があって、今思えばかなりマルチタスクをしていました。頭の中が熱を持っているような感じでいつも脳が動作し続けている感覚でした。ある時からパッタリやめたところ頭が凄くリフレッシュしました。色々としてきた取り組みの中で最も効果を実感できたかもしれません(◎_◎;)
次回から新しいシリーズに入る予定です。今後ともどうぞよろしくお願い致します(^_^)