【メンタル】セルフアクセプタンスで心を楽に!!!(メンタル編3)
メンタルと自己受容(セルフアクセプタンス)
前回の補足とまとめ
ポジティブシンキングは、一般的に「不安、悩み、イライラ、葛藤」など負の感情が起きた時に気分をプラスの方向に持っていこうとして使われています。しかし無理にポジティブシンキングしようとすることで現実との乖離が起き結果、気分を低下させることがわかりました。
下記が負の感情の対策(前回のまとめ)です。(①③追記しました。すみませんm(_ _)m)
①無理にポジティブシンキングしない(さらなる気分の低下を防ぐ)
②今の自分を受け入れておく(負の感情に対する反応の改善)
③負の感情自体を受け入れる(負の感情のダメージを軽減)
①については、前回書かせていただきました。
②について今から書いていきます。(③は、今度書きます。)
今の自分を受け入れる方法に下記の2つがあります。
◯名言セラピー
◯セルフコンパッション
どちらも科学的な検証により優位性があったものです。
それでは、見ていきましょう〜(^_^)(今回は、名言セラピー)
「自分を受け入れる」について
自分を受け入れるというのは、心理学用語で自己受容(セルフアクセプタンス)といいます。
受け入れる対象は、外見、性格、持病、過去の失敗トラウマなど。それらを受け入れることで、負の感情をプラス方向へ持っていくことができることがわかっています。
下記がその研究です。
自己受容(セルフアクセプタンス)の重要性
研究(1)
自己受容をしている人とそうでない人でどのような違いがあるかを調査しました。
【対象】
291人
【グループ】
◯自己受容を促したグループ(自己受容に関する短い論文を読み、読んだ感想を書く)
◯自己受容を促さないグループ
【結果】
自己受容を促したグループは、促さなかったグループに比べて
◯自分に教訓のある出来事(失敗など)が起きた時に回避的でなく、その出来事に対して改善するための行動ができた。
◯自己顕示欲を満たそうと豪華なものを買うなどの代償的な消費をしないことがわかった。
上記の結果より負の感情に対して、こちらが良い反応を示しやすくなると言えます。
実際、私もやってみましたが、負の感情が起きてから、自己受容に関するものを読むと心が楽になります。
その心の余裕から回避的でなく改善に向かえるようになるのかもしれませんね(^_^)
名言セラピー について
上記の研究ではセルフアクセプタンスに関する短い論文を読んでいますが、別の研究(2)では、名言などのようなセルフアクセプタンスに関する短い言葉(研究では名言)を読むだけでもセルフアクセプタンスを育てる効果があることがわかっています。
そこで、セルフアクセプタンスに関する名言を独断で選びました。
紙にメモしておいたり、何か失敗があったり不安があったりした時に読んだりしてみてください。
また、書籍やネットなどの名言集から自己を受け入れるのに役立つ自分なりの名言集を作って見ても良いかもしれませんね(^_^)
セルフアクセプタンスを育てる名言集
世間からよく思われることよりも、自分が心からやりたいことを見つけ出すこと。そして、自分らしく生きていくことのほうがずっと大切であるということ。
第三者の評価を意識した生き方はしたくない。自分が納得した生き方をしたい。
イチロー(日本のプロ野球選手、日本及び米国で活躍 / 1973~)
他人と比較してものを考える習慣は、致命的な習慣である。
バートランド・ラッセル(英国の哲学者、ノーベル文学賞受賞 / 1872~1970)
「あいつみたいになる」「あいつよりうまくなってやる」そんなことに囚われてはいけない。
マイルス・デイヴィス(米国のジャズトランペット奏者 / 1926~1991)
自分になにができるかを知るより、なにができないかを知ることのほうが重要よ。
ルシル・ボール(米国の喜劇女優 / 1911~1989)
自分の生きる人生を愛せ。自分の愛する人生を生きろ。
ボブ・マーリー(ジャマイカのレゲエミュージシャン / 1945~1981)
「現実を認めたくない」自分がいて、「現実を受け入れろ」という自分もいる。現実を認めなければ、今を生きることができないですから。
本田圭佑(日本のプロサッカー選手 / 1986~)
自分に欠けているものを過大に考えると不幸になる。
スタンダール(フランスの小説家『赤と黒』著者 / 1783~1842)
良い人生を送るための最も重要な条件。それは、自分自身のイメージを持たないで生きること。
アイリス・マードック(アイルランドの女性作家、哲学者、詩人 / 1919~1999)
あなたができると思えばできる。できないと思えばできない。どちらにしてもあなたが思ったことは正しい。
ヘンリー・フォード(米国のフォード・モーター創業者 / 1863~1947)
我々の苦悩の中でも最も歓迎できないのは、自分の存在を軽蔑することだ。
モンテーニュ(フランスの哲学者、モラリスト / 1533~1592)
こちらのサイト様より引用させていただきました。
方法
◯普段から名言集を読む機会を作っておく。
◯失敗、不安など負の感情が起こった時に名言集を読む。
◯書籍やネットなどの名言集から自己を受け入れるのに役立つ自分なりの名言集を作る。
雑感
私の中では、結構他人と比較して自分を責めることが多かったのでマイルス・デイヴィスさんの言葉なんかは、心にきました。他人との比較とメンタルについては、今度記事にするかもしれません。
名言セラピーは、読むだけでも効果があるそうなのでお手軽で良いですよね(^_^)
次回は、セルフコンパッションについてです。
ぜひぜひ参考に〜( ^_^)/~~~
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